四国八十八ヶ所 第七十九番 天皇寺
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第79番天皇寺の境内、崇徳上皇を祀った白峰宮「本殿」

伝統の泉が湧く天皇ゆかりの「天皇寺」

 

崇徳天皇を祀る白峰宮の朱塗りの三輪鳥居をくぐると、参道の左側に天皇寺高照院の本堂と大師堂、右側に本坊(納経所)があります。 平安初期、この地を巡錫中の弘法大師が八十場の霊泉の畔に光を放つ一本の霊木を見付けた。 大師は、その木で十一面観音菩薩、愛染明王、阿弥陀如来の三体の尊像を刻み、宇堂を建立し妙成就寺と名付けました。 46歳で崩御された崇徳天皇の霊を祀るため、二条天皇は崇徳天皇社を建立。 後に天皇ゆかりの寺ということで寺号を天皇寺と改号。 「高照院さん」とも呼ばれる山里の寺。 参道正面には、崇徳上皇の御霊を慰めるために建立された白峰宮があります。

(写真は、第79番天皇寺の境内、崇徳上皇を祀った白峰宮「本殿」… 201511.3)




白峰宮の朱塗りの三輪鳥居 参道の左側に天皇寺高照院の本堂と大師堂。
天皇寺高照院の「本堂」 大師堂

四国遍路の元祖・衛門三郎の逆打ち伝説

 

松山の強欲な長者「衛門三郎」の家に一人の僧が訪れ、喜捨を乞うた。しかし三郎は乞食僧にやるものはないと云い、僧の持つ鉄鉢を払い落とすと、八つに割れてしまった。僧は「いずれ災いが持たらされるだろう」と言い立ち去た。 その後、八人の子供は次々と原因不明の病気で亡くなった。 八人の子を亡くして初めて己の悪業に気づいた三郎は、あの僧は弘法大師だったのではと思い、罪を詫びようと後を追って四国路を20回まわった。 21回目「申年のうるう年」に四国路を逆回りで巡った。 12番近くで行き倒れた時、大師様が現れ、三郎は息絶え絶えに罪を詫びる事ができた。 申年のうるう年は、お大師様にお目にかかれる功徳の多い年と云われています。



 

四国第79番霊場「天皇寺」石碑。 白峰宮の朱塗りの三輪鳥居 本堂

 

        第七十九番札所   金華山 高照院 天皇寺 (きんかざん こうしょういん てんのうじ)
   天皇寺「お納経」 
   
 宗派:真言宗御室派
 本尊:十一面観世音菩薩
 開基:弘法大師
 創建:天平年間(729〜749)
 真言:おんまか きゃろにきゃ そわか
 〒762-0021 香川県坂出市西庄町天皇1713-2
 アクセス:坂出北インターチェンジから県道33号線を東へ向います。

       JR八十場駅を過ぎたところで、標識のある交差点を右折し参道へ。

 TEL:087-881-3329
 拝観料:無料。
 駐車場:普通車10台(有料)
 宿坊:なし
          第78番・郷照寺     第79番・天皇寺      第80番・国分寺

 

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