三徳山 三佛寺 国宝「投入堂」
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三徳山・三佛寺 国宝「投入堂」
三徳山・三佛寺の国宝「投入堂」
 

三徳山三佛寺は天台宗修験道の古刹です。 山麓には三院(皆成院、正善院、輪光院)と本堂が位置し、本堂の裏の宿入橋を渡ると、背後にそびえる岩山の急勾配を利用して、多数のお堂が建てられています。 文殊堂、地蔵堂、納経堂とづつき、一番奥にあるのが投入堂です。 断崖絶壁に建つ、その奇跡のような姿はとても人間技には見えず、役行者伝説が今もなお語られ続けることも、ごく自然のように思われます。

(写真は、三徳山・三佛寺 国宝 「投入堂」… 2011.4.30)

三徳山「三佛寺」のHPは、http://www.mitokusan.jp/



 


 

三徳山全景

 

三徳山はじまり
 

その開山は慶雲3年(706)にさかのぼります。 役(えん)の行者が3枚のハスの花びらを散らし 「佛教に縁のあるところに落ちるように」 と祈ったところ、その1枚が伯耆(ほうき)の三徳山に落ち、この地を修験道の行道として開いたのがはじまりとされています。 その後、嘉祥2年(849)慈覚大師仁よって、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来の三尊が安置されたので、天台宗三徳山三佛寺と称し、 堂舎38、寺3千軒、寺領1万町歩、3千石を領していました。



 

 

三徳山「鳥居」

名勝史跡「三徳山」

三徳山参道入口(急こう配の石段から始まります。)

 石段横にシャクナゲが咲く

三徳桜(遅咲きの八重桜)

三徳桜と参詣受付事務所

参詣受付事務所「本堂まで入山料:400円、投入堂まで入山料:600円」 皆成院 正善院
輪光院 三徳山の石仏群 響き日本第一の三徳山の「水琴窟」

 

三徳山参道入口 本堂まで長い階段が続きます。
「三徳山本堂」の秘仏本尊・阿弥陀如来立像 奥院である投入堂へは、本堂裏手の「登山事務所」で入山受付を行います。

 

わらじ500円、軍手100円。 旅館の足袋にわらじを履く。 投入堂への門
宿入橋を渡って入山 宿入橋から川の写真 宿入橋を渡り登り始めます。
最初の難関「かずら坂」 滑るので腰を落として下ります。「かずら坂」 木の根が入り組んだ急斜面「かずら坂」
三徳山「投入堂」の拝観について…
 

三徳山は平安時代、山岳信仰の霊場として信仰されてきました。 まずは拝観に付いてご説明をいたします。 三徳山「投入堂」への参拝ですが、雪が多い時や雨降りの時などは、足下が滑りやすくなり拝観ができないこともあります。 入山料600円を支払い、参拝受付時に輪袈裟(わげさ)を借り必ず輪袈裟をして参拝します。 滑りやすい靴の方はここで草鞋(わらじ)を買います。 軍手と飲料水をリュックサックに入れて、両手は使えるように空けておきます。
本堂裏の「登山事務所」で入山名簿に記入し、宿入橋を渡り登り始めます。 第一関門は木の根が入り組んだ「かずら坂」、第二関門の「クサリ坂」を上ると「文殊堂」へ着きます。 休息後「地蔵堂」「鐘楼堂」「牛の背と馬の背」「観音堂」を回り込むと、突然国宝の「投入堂」が姿を現します。 断崖絶壁の窪みの中に建て られた「投入堂」を前に、ただ呆然として立ちすくみ記念写真を撮ったが、手を合わせて拝むのを忘れてしまった。 しかし、険しい山道を上りきった達成感だけは味わえました。 下山すると輪袈裟を返却し下山届けに記入を済ませます。 (登山の往復所要時間は、平均90分程ですが、当日は込み合っていたのと高齢のため約120分)

注意事項、投入堂参拝受付時間は、8時から15時まで、雨や雪などにより、登山が危険と判断した場合は入山禁止。 両手が使えて運動のしやすい服装で必ず二人以上、 幼児は登山ができません。 詳細は、三徳山入峰修行(投入堂参拝登山)について



 

両手、両足、体全体を使う「かずら坂」 「かずら坂」は、一方通行で渋滞。
クサリ坂を上がると「文殊堂」 「文殊堂」断崖絶壁の上に 建てられた舞台造りのお堂です。(桃山時代の建造)

 

第二難関「クサリ坂」 絶壁を見上げると「文殊堂」 立て札に、必ず一人づつ上ることと書いてある。
文殊堂を上り終えて上から見る。 文殊堂の周囲に巡らした濡縁には手すりはありません…(私は高所恐怖症のため遠慮します。) 「文殊堂」は、切り立った崖の岩の上に立っています。

「地蔵堂」約500mの断崖絶壁の上に建てられた舞台造りのお堂です。(室町時代末期の建造) 「鐘楼」で、参拝者が鐘をつくことができます。
「観音堂」は、頂上近くの岩穴に建っています。 断崖絶壁に建つ「国宝・投入堂」前で記念写真。

 

見上げると緑に囲まれた「地蔵堂」 手すりも何にもない 「地蔵堂」 登山道で最後の難関である「牛の背・馬の背」と呼ばれる細い岩の道。
宿入橋を渡り終えて、無事に下山する。 県道21号線沿いにある「投入堂遥拝所」 「投入堂遥拝所」から、ズームで写しま した。(標高520m)

 

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